元統一世界ヘビー級王者、マイク・タイソン。
昔のマイク・タイソンを知らない人にとっては、
あまりいいイメージはないかもしれません。
悲しいことに、ほとんどの人が悪役のイメージを持って
いるでしょう。
確かに、事実かもしれません。
ですが、最強と呼ばれたことも事実です。
特に衝撃的だったのはスピード。
ヘビー級とは思えない速さで、ほとんどの選手が
パンチをまともに当てることさえできませんでした。
一般的には豪快なパンチで相手をKOするイメージがある
かもしれませんが、突進力、反射神経、パンチなどの総合的な
スピードの速さがタイソンの持ち味でしょう。
もちろん、パンチ力もすさまじい。
一発で相手の首の骨をずらしてしまったこともあります。
個人的には、名トレーナー、カス・ダマトが亡くなったときが
マイク・タイソンの人生の分かれ目だと思います。
統一世界ヘビー級王者とはいえ、まだ20歳そこそこ。
精神的な支えを失ったことは、何よりも大きな事件だったかもしれません。